「いまここ」という言葉を耳にしたことはありますか?
スピリチュアルや自己啓発の世界でもよく登場するこの表現は、私たちに“現在”を意識する大切さを教えてくれる言葉です。
でも、ちょっと考えてみましょう。
「いま」とは本当に“今この瞬間”だけを指すものなのでしょうか?
「いま」は過去から繋がっている?
時間は流れる川のように、絶えず進んでいます。
私たちが「いま」だと思っているこの瞬間も、実は過去から連続している一部です。
たとえば、あなたが今このブログを読んでいるのも、過去の「何かしようかな」という意思決定があったからこそ。
今の自分の状況、考え方、行動の多くは、過去に積み重ねられた意思決定や経験が影響しているのです。
現在は「過去の意思決定」の結果
もし「現在」を自分が選び取ったものだとするならば、それは過去の選択や習慣が、ゆっくりと未来に橋をかけているともいえます。
・「こうなりたい」と願いながら、なぜか同じパターンを繰り返してしまう。
・「今更どうしようもない」と感じて、前に進めない。
そう感じる時、私たちは「過去」という視点に引っ張られたまま、現在の意思決定をしていることが多いのです。つまり、「現在」は“過去の延長線上”でもあるということ。
望む未来へ進むために必要なこと
では、もし自分が本当に望んでいる未来があるのなら?
過去の延長線上でただ流されるのではなく、現在を「未来の基準点」として捉えることが大切です。
少し、イメージしてみましょう。
目の前に長い一本道があるとします。
その道を進むあなたは、無意識に「過去からの癖」や「昔の後悔」を背負って歩いていませんか?
過去の出来事を引きずったままの決断では、同じ場所をぐるぐると回り続けてしまうかもしれません。
ここで必要なのは、「視点を変える」こと です。
・第三者の目で自分の人生を見つめ直すイメージ。
・友達に相談してアドバイスをもらうように、心の中で“自分自身の人生を達観する”視点を持つこと。
「これまでこうだったから」という過去の常識や習慣をいったん手放し、「これからどうなりたいか」を基準にして行動を選び直していく――。
そうすれば、あなたの「現在」は未来へと繋がる新しい出発点になるのです。
「いま」を未来への基準点として捉える
私たちが生きている「いま」は、過去に積み上げてきた結果の場所。
でも、その「いま」は同時に、新しい未来へのスタート地点でもあります。
もし、今までの流れが「こうだから仕方ない」と感じているのなら、いったん深呼吸をして、違う視点で人生を見つめてみませんか?
・「本当に大切なものは何だろう?」
・「自分が心から望んでいる未来はどんな未来だろう?」
過去に流されず、未来を恐れず、 「いま」から変わる勇気 を持つこと。
その一歩が、あなたを望む未来へと連れていってくれるはずです。
まとめ:「いま」を見つめ直す大切さ
過去の連続体としての「いま」をただ受け入れるのではなく、未来への一歩を踏み出すための「新しい基準点」として、今を見つめ直してみる。
それだけで、明日からの「いま」は少しずつ変わっていきます。
あなたが望む未来に向けて、今日の一歩を踏み出してみませんか?
もし、自分の人生を第三者視点から捉えるのが難しかったり「やっぱり悩みごとが頭の中をグルグルしてしまいます……」という場合には、どうぞ遠慮なくご相談くださいね。
“過去”としての「いま」ではなく、“未来”へ進む「いま」にするお手伝いをできれば嬉しいです。
「いま」とは現在なのか、過去なのか
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