先日、ドライブ中に急な上り坂にさしかかって、エンジンの唸る音に思わず声援を送ってしまいました。いつもなら軽快な音なのに、速度が出ずにずっと低いギアで頑張り続けている音。
これってまるで、がんばっているのに思うように進めていないときに似ているなって思いました。
たとえば、アクセルを踏み続けるように必死に走り続けたら、いずれは疲弊してしまいますよね。逆に、その場にずっととどまるだけでは、エネルギーが停滞して動き出すキッカケを失いがち。それならば、思いきって一旦下る勇気を持つのも大切だと僕は思うんです。
踏み込んでも回転数の上がらない上り坂だからこそ、アクセルを緩めたり、一度休息をとったり、メンテナンスをしてあげたり。もしくは、まったく違う道を試してみるのも手。そうすることで、また元気に進めるようになるんじゃないかと思います。
私たちは常に「上り調子でいなきゃ」と気を張りがちですが、後退するような下りのときがあったっていいんです。
むしろ、一時的に後退に見える下り坂を選ぶことで、その先にある新しい展開や余裕を手に入れやすくなる場合もあります。
もし今、なんだか停滞感があって自分を大切にできていないなと感じているなら、少し立ち止まって深呼吸してみましょう。肩の力を抜いて、今の自分をまるごと受け止めてあげるんです。それだけでも、心にちょっとした余白が生まれるはず。人生って、登るだけじゃなく、下ることも含めての道のり。悩んで苦しいときほど、立ち止まったり下ったりしてみるのも、実は悪くないものですよ。だって、その先には、また違う景色が広がっているはずですからね。
もし心にガソリンが必要になったら、いつでもご相談くださいね。
アクセルだけが答えじゃない
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