マルセイユタロット

マルセイユタロットとは?

マルセイユタロットについて

数多くあるタロットカードも、大きく分ければ2つの種類に絞ることができます。今回紹介するのは、そのうちの一つである、マルセイユタロットです。 どちらかといえば、現在国内で多く使われているのは、もう片方のウェイト版タロットといわれるものです。マルセイユタロットとウェイト版を並べて見せて、「タロットカードといえば?」と問えば、多くの人がウェイト版を指すのではないでしょうか。 しかし先に生まれているのはマルセイユタロットの方なのです。18世紀には既に存在していました。一方ウェイト版タロットは1900年代に入ってから生まれたものですから、その歴史の深さの違いがおわかりいただけることと思います。 今回は、すべてのタロットのベースとなっているといっても過言ではないマルセイユタロットについてお話します。

すべてのタロットの根源はマルセイユ版

18世紀頃にフランスの港町、マルセイユで生まれたことから名付けられたマルセイユタロット。このマルセイユタロットは、すべてのタロットのベースとなっているとても特別なタロットなのです。 今でこそ、タロットに詳しい人もそうでない人も、「タロットカードといえばウェイト版」という認識が高くなってしまっていますが、このウェイト版タロットが生まれた際も、そのベースとなっていたのはマルセイユタロットであることを忘れてはいけません。 現存するマルセイユ版タロットで、18世紀頃の絵柄をそのまま使用しているカードはかなり少なくなってしまっているだけでなく、中にはウェイト版タロットへ絵柄を寄せて作成されているマルセイユタロットもあります。 ウェイト版タロットの絵が万人受けが良いとか、オシャレだという理由で、絵柄を書き換えられたようですが、これではマルセイユ版本来の良さが伝わらないという声もあるようです。マルセイユタロットを愛するタロット愛好者からは、不評のようですね。 あくまで、歴史が古いのはマルセイユタロット。ウェイト版タロットの歴史は浅いのですから、本来、タロットといえば、このマルセイユ版が元祖なのです。

あっさりした絵柄が魅力のひとつ

マルセイユタロットの魅力は、そのあっさりとした絵柄にあるのではないでしょうか。独特な色使いはさることながら、絵柄のデザインそのものも、比較的シンプル。人によっては、「子供の落書きみたい」と評することもあるようですが、このあっさりした絵の印象は,マルセイユタロットならではの魅力になります。 言い方を変えれば下手うまな印象を受けるマルセイユタロットは、絵柄そのものからわき出すアンティーク感で人気があります。

どちらが使いやすいタロットカードなのか?

タロットの世界におけるツートップという扱いをされる、マルセイユタロットとウェイト版タロット。 マルセイユタロットがベースとなっているとはいえ、「どちらが使いやすいの?」と「そんなに違うの?」と気になる人も多いかもしれません。 正直なところ、双方のカードどちらが使いやすいかといえば、さして違いはないのです。ただ、あえて言うのであれば、インターネットや本などで使い方を学ぼうと思ったときに、より早く情報が見つかるのはウェイト版タロットのほうでしょう。 それぞれを比べた際に、大きな違いを挙げるとすれば、大アルカナに分類されている2枚のカードの持つ意味が全く逆になっていることくらいです。“8”と“11”のカードが持つ意味が、マルセイユタロットとウェイト版タロットで綺麗に反対になっています。 その点だけを除けば、使い方は基本的に同じです。慣れてしまえばどちらも使いこなせますし、どちらから使わなければいけないというのもありません。難易度にそこまで大きな違いはないのです。

マルセイユタロットとウェイト版を比較してみると……

タロットに興味を持ち、自分でタロットカードを購入してみようとなったとき、どのタロットを選べばいいのか分からない人は多いようです。その多くが比較対象にしているのが、マルセイユタロットとウェイト版タロットであり、中には図柄から受けた印象で購入を決めてしまう人も多いようですが、一部の人は入門するならどちらが良いのだろう?と困ってしまう人もいるようですね。 ここでは、マルセイユタロットとウェイト版タロットをいくつかの観点から比べてみて、どのように選べばいいのかを紹介します。

覚えるのが楽なのはマルセイユタロット

マルセイユタロットもウェイト版タロットも、カードそのものの枚数をはじめとし、構成や大まかな使い方、解釈に至るまではとてもよく似ています。大アルカナと小アルカナに分類されていることも同じです。しかし、カード1枚1枚という細かいところまで目線をやったときに、違いが現れます。 もし、タロットカードの絵柄の内容を覚えようとするなら、マルセイユタロットのほうが覚えやすいでしょう。というのも、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナそれぞれに描かれている絵柄というのは、ウェイト版の場合1枚1枚に描かれている絵が持つ意味がすべて違うのです。つまり、カードの意味を覚えなければならない量が多くなるわけです。 その一方でマルセイユタロットは78枚すべて覚える必要はありません。覚える必要があるのは、4種類あるマークの意味。そして、10まである数字に込められた意味だけ。これが分かれば、78枚あるうちの40枚に関しては意味を覚えられてしまうのです。 カード初心者ですと、カードの配置などでいっぱいいっぱいでいざ解釈をしようとしたときにカードの持つ意味が分からず、調べながらになってしまうこともありますが、マルセイユタロットは、占いを正しく行う上で覚えるべき絵柄がウェイト版と比べて圧倒的に少ないため、初心者でもすんなり受け入れて覚えていくことができます。

キーワードは視線!?

マルセイユタロットに描かれている絵をじっくり見ていると、あることに気づきます。最初は、それがちょっとした違和感のように感じられるかもしれません。そのポイントとは、“描かれている人物の視線”なのです。 実際に、ウェイト版と比較してみると、ウェイト版に描かれている人物の視線というのはそこまで心に引っかかるものではないように感じられると思います。しかし、マルセイユタロットに描かれている人物の視線というのは、どうにも意味深なのです。 というのが、マルセイユタロットとウェイト版タロットとの違いのひとつでもあるんです。 マルセイユタロットの楽しみかたのひとつとして、絵柄に書かれている人物の視線を参考にカードからもたらされるメッセージを読み解くという方法があります。そのカードに描かれた人物が見つめる先にあるカードが示すものは?と、カードからカードへと視線をつなげていくという読み解き方があるのです。 ウェイト版のほうが美しく整った絵という印象が強く、どちらかといえばマルセイユタロットは決して整っているとか上手とはいえない絵という印象が強いのですが、この視線に気づくことでマルセイユタロットを気に入る人も多いようですよ。

一問一答!ワンオラクルならウェイト版を

タロットカードの使い方は様々ですが、質問をし、カードを一枚引き、そのカードから質問に対する答えを読み取るというワンオラクルと呼ばれる方法があります。 この方法でタロット占いを行うのであれば、マルセイユタロットよりもウェイト版タロットを選ぶようにすると良いでしょう。大アルカナと小アルカナそれぞれにすべて絵柄が割り振られているウェイト版では、一問一答をする際の答えの幅が広がるからです。 その分解釈は難しくはなりますが、最初のうちは解説を見ながらカードの意味を解釈すれば良いですし、これに慣れればマルセイユタロットを使いこなす練習にもなります。 使い方次第でマルセイユタロットとウェイト版タロットを使い分けるというのがベストな方法だといえますね。

マルセイユタロット占いをしてもらうときに占い師に伝えるとよいこと

タロット占いでは比較的自由に知りたいことを質問できるという手軽さが魅力になっています。もちろん、生死や合否など、占うことができないものも存在しますが、理想の人が現れるかとか、転職を考えているが今はそのタイミングに適しているかなど、どのような質問のしかたでも基本的には答えを受け取ることができます。 マルセイユタロットを使った占いを行ってもらう際に、注意すべき点は何なのでしょうか?

カードの解釈に占い師の経験値がそのままあらわれる

これはマルセイユタロットに限ったことではないのですが、占い師によってタロットカードからのメッセージの読み取り方にはそれぞれ癖があります。良い意味のカードを引いても、辛口なスパイスを効かせてアドバイスをする占い師もいますし、悪い意味のカードを引いた際にもオブラートに包むように“悪い”ことを感じさせずアドバイスを与えてくれる占い師もいます。 カードの意味はありますが、その意味とカードの位置関係からどのようなメッセージを読み取るのかといのは占い師の経験値や知識量の違いがあからさまにあらわれるポイントでもあります。 プロの占い師であればさすがにそこまで経験値が低いということはないと思いますので、素人のような解釈をすることはないでしょうが、人によって託されるメッセージに違いが出る可能性は高いことをあらかじめ理解しておきましょう。

できるだけ答えを絞れるよう質問を選ぶこと

スプレッドといって、カードを選びながら一定の位置に並べ、そこからメッセージを読み取っていくという占い方をする場合でも、ある程度単刀直入なアドバイスを受けられるよう、質問を選んでおくと、占いの結果が自分でも理解しやすくなります。 占い師に行ってもらう場合には、もし自分自身でも「何が聞きたいのか結局のところまとまらない」という状況だったとしても、占い師が助け船を出してくれます。占い師としても、相談者の質問に答えを出してあげようとタロットを切るわけですから、自身も相談者の質問を理解したいと思っています。 あまりにも質問の意図が分からなければ、会話を続け、“相談者が何を知りたいと思っているのか”を理解できるまで色々と聞き出してくれます。 それでもやはり、自分が知りたいこと、聞いてみたいことについてはある程度一問一答を意識してまとめておくと良いでしょう。聞きたいことは何でも聞けるタロット占いですが、ストライクゾーンの広い質問では、最終的にあなた自身が納得できる答えが得られないということになってしまうかもしれませんのでご注意を……。

マルセイユタロットは電話占いでも占ってもらえる?

タロット占いは、電話占いで占ってもらうことは可能ですから、マルセイユタロットも例外ではありません。電話占いの占い師は、電話越しでのタロット占いも当然、手慣れたものです。 目に見えない相手からの質問もきちんとくみ取り、上手にカードを選ばせ、カードから読み取れるメッセージに沿ってアドバイスをしてくれます。どんなカードが出て、そのカードはどんな意味を持つのかなど、見えない分分かりやすく教えてくれるため、対面でのタロット占いよりもカードのことを理解しやすいというメリットもあります。 マルセイユタロットを使用することに長けている占い師は、カード1枚1枚の意味や、位置関係から発せられているメッセージなどをうまく読み取り、あなたにとって最適なアドバイスを与えてくれることでしょう。

まとめ

初心者でも扱いやすいマルセイユタロット。マルセイユタロットが生まれたときには、占いに使うカードとしてではなく、ゲームに使うカードとして考案されたともいわれています。 ゲーム用のカードとして使われた歴史があるがゆえに、何とも言えない、初めてタロット占いに挑戦する人でも親しみやすさを感じることもあるでしょう。 その絵柄の独特さによって、嫌な印象を与えるカードも何となくほほえましく感じてしまう、そんな不思議な魅力があるマルセイユタロットで、ぜひタロット占いを試してみてくださいね。