墓相占い

墓相占いとは?

墓相占いについて

人の顔を見て人相占いをする、手を見て手相占いをするといったように、お墓を見て吉凶を占うのが墓相占いです。“墓相占い”という名前の他に、“墓相”、“墓相学”などとも呼ばれています。 墓石の状態や、お墓そのものの立地などを見て、総合的に運勢を判断する占いなのですが、どちらかといえば個人に関する占いというよりはそのお墓を持つ一族の運勢そのものを見てくれる占いだといえます。吉相のお墓であれば、その一族が繁栄するとされ、反対に凶相であれば一族が没落する可能性もあるとか……。 今回は、その墓相占いについてどのような占いなのかを紹介します。

風水が基礎となる占い

墓相占いは、風水が基礎となっています。風水では、大きく分けて生きている人が生活している家の中を見る陽宅風水と、お墓を見る陰宅風水の2つが存在します。「家の中の○○の方角に○色のものを置くと運気がアップする」などは、陽宅風水ですね。 陰宅風水はお墓そのものを見る墓相占いのベースとなっているもので、お墓そのものを見てその家庭の運勢を占い、悪いところは改善し、良い運気を招くことができるといわれています。

墓相占いは流派が多い

墓相占いは、他の占いと比べても非常に流派の多い占いのひとつといえるでしょう。すべての流派のもとは陰宅風水ではありますが、墓石の状態や立地に関しては流派によって占いの結果が違うことも珍しくありません。 ただ、どの流派でも共通しているのは、吉相であればその一族は繁栄し、皆が健康で過ごすことができ、凶相であれば一族が没落したり、災難に見舞われたり、滅んでしまったりすることもあると言われている点です。 この点に関しては、流派は多くともほぼすべての流派において共通していると言って良いでしょう。

墓相占いでは何が分かる?

墓相占いでは、個人の運勢というよりは、そのお墓の持ち主である一族の運勢をまとめて見てくれます。手相や人相では、個人の性格や運命などを占ってくれますが、墓相占いでは家族の中での出来事や、家族全体の運気の流れ、家族全体の運命などについて占うものになります。 墓相占いは、決して運命が確定しているわけではないため、凶相墓であると判断されれば、悪いポイントを改善し、吉相墓へと変化させることも可能です。状態を見てもらい、悪いところを治せば開運できるというわけです。

墓相占いはお墓の何を見る?

一口に墓相占いといっても、墓石だけを見るわけではありません。お墓の向きや、お墓が置かれている墓地の環境も墓相占いの重要なポイントになります。 そして、もちろん墓石の状態のチェックも欠かせません。墓石そのものと、その墓石が置かれている環境すべてを全体的に見たところで、そのお墓が吉相墓なのか凶相墓なのかが判断できるのです。 実は、意外と細かいところまでチェックされる墓相占い。次は、墓相占いにおいてお墓のどんなところを見るのかを紹介していきます。

墓相占いにおいてチェックされるポイント

墓相占いではまず、お墓が置かれている“墓地の環境”を見ます。お墓の状態がどんなに良くとも、そのお墓が置かれている環境が良くなければ、凶相墓とされてしまうこともあるのです。 自分の家のお墓だけは綺麗でも、周囲が雑草だらけであったり、お墓の前の道がきちんと整備がされていなかったり。環境の悪い墓地では、どんなに立派なお墓を建てても意味がないと言われてしまうことも。これからお墓を建てようとしている方は特に、墓地全体の状態も確認しておくと良いでしょう。 お墓の区画の中に敷き詰められている玉砂利も墓相占いの判断材料になることもあります。 そして、その次に見られるのが、“墓石の向き”と“墓石の配置”です。墓石の向きは、一般的には南、東南、東を向いていれば吉方だと判断されます。反対に、南西、北西など、北向きだと良くないと言われています。 配置に関しては、多くのお墓が一区画の中に墓石が置かれているものが多いのですが、区画が大きかった場合には外柵を付けたり、五輪塔を建てたりするなど、より吉相になるように配置に変化をもたらすと良い場合もあるのです。

墓地の環境を見る

先ほど冒頭で紹介した通り、墓地そのものが綺麗な環境を維持されているかも大切ですが、お墓の周囲に何があるのかを見るのも墓相占いの特徴のひとつです。 墓石が置かれている区画も、四角形であれば吉相なのですが、どこか一部が欠けたような形をしていると、災難を暗示するともいわれていますし、山の中腹にあるか山頂にあるか、お墓の周囲に井戸や川などの水場があるかといった環境次第でも、災難の暗示となる場合があります。

墓石の状態を見る

そして、墓相占いでもっとも細かくチェックされるのが、墓石の状態です。墓石の形や色、デザイン、掘られている文字の字体、そして使用されている石の材質、光沢にいたるまで、吉相墓か凶相墓かの墓相を見るポイントになっているのです。 さらに細かいところでは、竿石(家名が掘ってある細長い柱状の石)の長さや細さも判断材料になりますし、石に欠けがあったり、土台がずれていたり、石が傷んでいる、苔が生えているといったちょっとした状態も、墓相占いをする上では大切な情報になります。

墓相占いをするときに占い師に伝えると良いこと

墓相占いは、家族が皆健やかに、幸せに生活できることを願い、お墓を建てる前に相談する人や、現在のお墓が先祖が眠るのに適した状況であるかどうかを確認してもらうために相談する人など、それぞれの家庭の状況によって占ってもらうシチュエーションが大きく異なるものです。 中には、一族の間で災難や不幸が続き、「もしかしたらご先祖様が何かを伝えようとしているのかもしれない」と墓相占いを依頼してくる方もいるようです。 それぞれの状況に応じ、墓相占いをする際に占い師にはどのように伝えておけば良いのでしょうか。

お墓を建てる前に相談する

今現在はまだお墓を建てておらず、吉相墓を建てたいと思っている人の場合は、まず現状はお墓がないことを伝え、検討している土地、環境や建てようとしている墓石のデザインなどを占い師に伝えるようにしましょう。 すべての情報を基に、占い師が吉相墓にするための方法をアドバイスしてくれます。墓石のデザインに関しては、比較的占い師にも伝えやすいとは思いますが、墓地の環境などについては方角や周囲に何があるかなど、細かくチェックが必要になりますが事前に下調べしておくと良いでしょう。

既にあるお墓の墓相を見てもらい改善策を教えてもらう

これから建てるお墓の墓相を占ってもらうより、情報の伝達が難しいのが、既に建てられているお墓の墓相占いです。お墓が置かれている環境や、墓石が向いている方角などは比較的簡単に伝えることはできるかもしれませんが、墓相占いでは、墓石の状態をかなり細かく見ることになります。 傷があるとひと言で言っても、傷があるのが竿石なのか、中土台となる部分なのか、一番下の土台なのかなど、傷の位置で診断の結果が大きく変わってくることもあります。それをひとつひとつしっかりチェックした上で占い師に伝えるのはなかなか大変でもあります。 ただし、今現在家族の中で問題や悩みを抱えていたり、災難や不幸が続いていたりするのが凶相墓が原因であるとすれば、それらを占い師にすべて伝えてどこを改善すれば良いのかを教えてもらうことで運気を上げることが可能なのです。 直すべきところ、改めるべきところを教えてもらい、吉相墓にするためにも、できるだけお墓の状態を細かくチェックしておくようにしましょう。

どんなに細かい内容でも伝えたほうが良い

墓石の状態や方角だけでなく、どんなに細かい内容でも墓相占いをしてもらう占い師には伝えたほうが良いでしょう。 例えば、自然災害などで墓石が倒れたことがあるとか、法名を変えるために石を削り、彫り直したことがある、同じ墓地の敷地内に親戚のお墓が一緒に建てられているなど、どんな些細なことでも、お墓の状態を伝える情報になるなら、忘れずに伝えるようにしましょう。 どんなにマナーに則って、常識の範囲内で行ったことだとしても、ちょっとした出来事が家のお墓を凶相墓にしてしまっている可能性があります。「こんなことくらい」とは思わず、お墓に関する情報は少しの取りこぼしもなく伝えるようにしたほうが良いですね。

墓相占いは電話占いでも占える?

墓相占いは、電話でも占ってもらうことはできます。ただし、注意しなければいけないのは、“お墓の情報をしっかり伝えること”です。墓地の環境、お墓の周囲の環境、墓石の状態……。電話占いでは、これらをすべて、占ってもらう人が占い師に正確に伝える必要があります。 実際に目で見ているのと違わぬような細かい情報が必要になることも多いため、墓相占いを電話で依頼する際には、前もって細かく情報を集めることを忘れないようにしましょう。 どんなに吉相墓の条件がそろっていても、たったひとつ見落とした小さな傷が、先祖代々続くお墓を凶相墓にしている可能性だってあるのです。 電話だと、なかなか伝えるのが難しいところもありますが、それさえクリアすれば、電話占いでもお墓の吉相・凶相をきちんと正確に占ってもらうことができますし、凶相墓を吉相墓にするためのアドバイスも、受けられます。

まとめ

墓相占いは、風水から派生して生まれた占いではありますが、そのベースにあるのは、“お墓を大切にする心”です。それはいわば、“自分のルーツとなる先祖を大切にする心”ということになります。 家族の幸せや運気の上昇を願うと同時に、墓相占いをしてもらい、凶相を吉相に変えるためにお墓をメンテナンスする。それによって、今一度お墓と向き合う機会を作ることができ、それと同時に先祖を大切に思う気持ちや先祖を敬う気持ちとも向き合うことができるのではないでしょうか? 最近では、“墓じまい”という言葉も世間に浸透し始め、お墓を持たない家というのも珍しくはなくなってきました。もし、先祖代々続くお墓があるのなら、この機会に一度、墓相を見てもらい、占い師からのアドバイスをもとにお墓の掃除やメンテナンスを行ってみても良いかもしれませんね。