鑑定に時間がかかる理由 ― 私のポリシー
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鑑定に時間がかかる理由 ― 私のポリシー
すでにご紹介しているように、私の鑑定はワンネスに入ってチャネリングを行い、そこで受け取った感覚をタロットやペンデュラムといったツールを通して言葉にしています。
(詳しくは「私の鑑定方法について」の投稿をご覧ください)
そのうえで、よくいただくのが「どうして鑑定に時間がかかるのですか?」というご質問です。
*なぜ時間が必要なのか
ワンネスに意識を合わせると、光や影、温かさや不安といった「感覚の波」が流れ込んできます。
それはとても微細で、時に断片的です。
私はその断片をひとつひとつ拾い、タロットやルノルマンの象徴を重ねながら整理し、相談者様が理解しやすい言葉に翻訳していきます。
この作業は「外国語を辞書を使って正しく翻訳する」ことに似ています。
感覚をそのまま伝えるだけなら数秒で終わるかもしれません。
ですが、それを分かりやすく、誤解なく、納得できる形に整えるためには、どうしても一定の時間が必要になるのです。
*大切なお金を預かっている責任
さらに大切なのは、相談者様が「大切なお金」を私に託してくださっているという点です。
皆様は、ご自身の生活の中で大切にしているお金を支払い、勇気を出して鑑定に来てくださっています。
そのお気持ちを考えれば、私は「早く答えを知りたい」という願いを軽んじることはできません。
だからこそ私は常に「できるだけ早く結果を出す努力」をしています。
ただし、霊的なメッセージを正確に翻訳し、相談者様が本当に納得できる答えをお渡しするためには、やはり時間が必要なのです。
時間をいただくのは、お金を託してくださった信頼に誠実でありたいから。
それが私の鑑定における責任であり、ポリシーです。
*霊視・霊導についての誤解
「霊視や霊導きは、何も言わなくてもすべてが分かる能力なのでは?」と思われる方も少なくありません。
しかし実際にはそうではありません。
霊視や霊導は、相談者様の心を丸裸にする力ではなく、いただいた正確な情報を手がかりに、無限に広がる潜在意識や顕在意識の中から必要な答えを拾い出す能力です。
スピリチュアルの世界では、何も言わなくても、全てわかる能力のことを「リモートビューイング(遠隔透視術)」といいます。
一昔前に「FBI心霊捜査官」と言う番組がありました。白い用紙の上で、まるでその場所が見えているかのように、地図を書き探し物をしている、相手の気持ちを読む、家の間取りを言い当てる、それがリモートビューイングの世界です。
私は天才リモートビューワー「ジョー・マクモニーグル(Joe McMoneagle)」のような能力は持ち合わせておりません。
ですから、ヒアリングを通じて、様々な情報をお話しいただくことがとても大切になります。
いただいた情報が多すぎて答えが変わるのではなく、むしろ情報があることで本質に早く辿り着けるのです。
中には「ご相談者様はほとんど何も話さなくても良い」とされる先生方もいらっしゃいます。
それもまたひとつのスタイルであり、鑑定には多様な方法があるのだと思います。
私は「プライバシーをすべてさらけ出していただきたい」と考えているわけではありません。
ただ、必要な範囲で背景を教えていただくことで、チャネリングから受け取った感覚をより正確に翻訳し、具体的な言葉としてお伝えすることができるのです。
*スピードと丁寧さのバランス
私はスピードを軽視しているわけではありません。
むしろ「お金を託してくださった以上、無駄なく答えを届けたい」と常に意識しています。
ですが、もし早さを優先するあまり、大切なメッセージを取りこぼしたり、表面的な答えだけを伝えてしまったら…
それは「大切なお金を託してくださった信頼」に応えることにはなりません。
だから私は、
・できるだけ早く答えを引き出す努力をする
・けれど本質を見落とさないために必要な時間はいただく
この両方を大切にしています。
*結びに
鑑定に時間がかかることは、誠実さが信頼の証です。
それは「大切なお金を預けてくださった相談者様に、誠実に寄り添うための時間」だからです。
霊視や霊導は万能ではありません。ですが、正確な情報をいただき、ワンネスを通じてチャネリングを行い、ツールを翻訳機として用いることで、あなたが未来へ進むための光をお伝えすることができます。
どうか安心して心を委ねてくださいね。
私はこれからも、魂の声を正しく翻訳し、相談者様に寄り添い続けていきます。
私の鑑定は、丁寧に寄り添うスタイルですので、スピードだけを優先されたい方には合わない可能性があります。
その点だけ、ご理解いただければ嬉しいです。
