ダイス占術とは?
ダイス占術について
ダイス占術は記録も定かでないほどはるか昔から世界中で用いられてきた、とても長い歴史を持つ占いの一種です。ダイスとは日本語でいうサイコロのことで、サイコロを投げて様々なことを占う占術のことを総称して、ダイス占術またはダイス占いと呼びます。 ダイス占術はおみくじやタロット占いと同様に、偶然の結果を基にして運勢を占う「卜術」の1種です。 ダイス占術は簡易的なものであれば、ダイスさえあれば誰でも簡単に占うことができます。現代でポピュラーなのは私たちにもなじみがある6面体のダイスを使う方法ですが、易占用に作られたダイスを使ってより複雑な占いを行うプロの易占師もいます。 易占用に用いられるのは主に8面ダイスと6面ダイスの2種類です。8面ダイスには数字の代わりに八卦(はっけ)が、6面ダイスには爻(こう)がそれぞれ彫られており、1個または複数のダイスを使って易占を行います。
ダイス占術の歴史
ダイス占術がいつどこで始まったかという確かな記録は存在していません。人類の長い歴史の中でいつの間にか生活に根付き、親しまれてきた占い方法と考えられます。一説にはインド発祥の占いともいわれていますが、裏付けがあるわけではありません。 ダイス占術に欠かせないダイス自体の歴史も古く、賭け事などに使う遊具として、または神の意思を示す道具として、古代から様々な用途に用いられてきました。 世界最古の文明といわれるメソポタミア文明ではダイスがゲームの駒として使用され、ギリシア文明では賭博で使用されていたといわれています。 古代ローマ時代には高い技術力により正20面体のダイスが作られ、その多面体のダイスは占い専用として使われていたと予測されています。サイコロというと立方体のイメージが強いですが、古代のダイスには棒状四角柱や投げ棒型、三角錐のものなどがあり、また材料にも貝殻や木の実が用いられるなど、形も素材も多種多様だったようです。 ダイスが日本に伝来したのは奈良時代といわれ、様々な文化と共に中国から伝えられたという記録が残っています。占いの道具としていつから使われ始めたのかは定かではありませんが、平安時代には親王(皇子)の誕生を祈願してダイスを振っていたといわれます。 チベット仏教ではラマによってダイス占いの手引書が著されていたり、浄土宗の開祖である法然上人(1133~1212)は6面に南・無・阿・弥・陀・仏(南無阿弥陀仏)と記されたダイスを使って占いを行ったということが記されていたりといった文献もあり、仏教の思想との関りも深いといわれています。
ダイス占術の特徴
ダイス占術は偶然の結果を基に運勢を判断する占いです。ですから進むべき方向に迷いが生まれた時や何らかの選択を迫られた時など、知りたい答えがいくつかに絞り込まれている場合におすすめの占術となります。 ダイスを振って出る数字は神の意思が反映されたものといわれており、実力のある占い師なら、ダイスを振って出た数字を見ればそこに込められた神のメッセージを感じ取ることができるといいます。 またダイス占術は自分自身でも気軽に行うことができるので、常にダイスを持ち歩いていれば何かに迷った時にはダイスを振って答えを求めることができます。物事を決めるのに時間がかかってしまう人は、お守りとしてポーチやバッグの中に小さなダイスを忍ばせておいてはいかがでしょうか。
ダイス占術の方法
ダイス占術は簡易的なものであれば、一般的な6面ダイスを振るだけで占いを行うことができます。この方法なら自分でも気軽に試してみることが可能です。 易占用のダイスを用いる場合は結果を読み解くのにも専門知識が必要です。使うダイスの数も占い師によって異なり、1つのダイスを使う方法以外に2つ以上のダイスを使用する場合もあります。 結果を読み解く方法も様々で、ダイスを振って出た目が偶数か奇数かで占う方法や、それぞれの目に意味を当てはめて占う方法、出た目の組み合わせや並び方、または数字の合計で占う方法など、その種類は多岐に渡ります。
ダイス占術で占えること
ダイス占術は何年何十年先の未来を占うよりも、占いを行う日から大体9日程度で結果がわかる悩みを占う時に適した占術です。 イエスorノーで答えを導き出せる内容や、選択肢がいくつかに絞られている悩みを抱えていたり、ある程度答えは決まっていて後押しがほしかったりする時などにこそ、ダイス占術は真価を発揮することができるでしょう。
進路に迷った時
たとえば長年追いかけている夢があって、その夢を追い続けるべきかどうか迷った時や、いくつかの進路のうちどれを選べばいいか迷っている時には、ダイス占術はあなたの選択の手助けをしてくれるでしょう。 ダイス占術は幸せになるためにはどうしたらいいか、などの漠然とした悩みを解決したい時には向いていませんが、幸せになるためにはAとBどちらを選べばいいかというように、ある程度選択肢を自分の中で絞り込んでいる悩みに対してなら、心強い後押しとなってくれる占術です。
告白するべきか否か
片思いの相手に自分から思いを告げるべきか否かで迷った時にも、ダイス占術が役立ってくれるでしょう。 その場合も告白が成功するかどうか、今は告白すべきタイミングかそうでないかなど、占いたい事柄を具体的に決めて選択肢を絞っておくことがポイントです。
恋に迷った時
たとえ両思いの恋人がいたとしても、その人と結婚できるのかどうか悩んだり、もしくは不倫の恋をしていて今のままの関係を続けていてもいいのかなど、迷いが生まれる時があると思います。 そういった時もダイス占術を使えば、あなたがどの道筋を選択するべきなのかを占うことができます。
仕事を続けるべきか迷った時に
今の仕事が自分に合っていないと感じたり、たとえ転職してもうまくいくかどうか不安だったり、具体的な不満はなくても職場の環境に違和感を感じたりなど、社会に出て働いていると迷いや悩みも尽きないものです。 今の仕事を続けるかどうかを自分の中で決めかねているなら、ダイス占術で向かう方向を決めてみてはいかがでしょうか。
ダイス占術占いをするときに占い師に伝えると良いこと
偶然の結果を元に占いを行うダイス占術は自分自身で占うことも可能ですが、霊的な能力を持つ人物がダイスを振ることによって目には見えない存在の力が強く働きかけるといいます。 その場合気になるのは、どういった形で相談をしたらいいかということですよね。 それではダイス占術を使った占いをしてもらう際は、占い師にどのような要望や質問を伝えるとより良い占いが受けられるのかをお伝えします。
恋愛の悩み
私たちは生きていく上で選択を避けることはできません。それはもちろん恋愛にも言えることで、片思いを続けるべきか諦めるべきか、今の恋人と結婚するべきか別れるべきかなど、選択に迷う時が誰しもあるでしょう。 そして特に女性にとって恋愛や結婚は、今後の人生の道筋を左右するぐらい重要であることも珍しくありません。 人生の重要な局面で迫られる選択は、自分自身では答えが出しにくいものです。そういった時にこそ占い師の力に頼るダイス占術がおすすめできます。 ダイス占術は結果が白黒はっきり出るものですから、あなたの背中を力強く後押ししてくれる結果が得られるはずです。
仕事の悩み
もしあなたが転職するべきかどうか迷っているのであれば、今の仕事を続けるにしても辞めるにしても両方にメリットとデメリットがあるということです。それらをいくら天秤にかけても答えが出せないのなら、無駄に時間を消費してしまう前にダイス占術を頼ってみてください。 その他の仕事の悩みでも、ダイス占術で占ってもらう時に占い師に伝えなければならないのは、自分が将来的にどうなりたいのかというビジョンです。そのビジョンが具体的であればあるほど、占いの精度も高まっていきます。 もし選択肢が自分の中で絞られていない場合は、悩んでいることやこうなりたいという希望をしっかり伝えることで、占い師があなたが求める選択肢を絞り込んでくれるでしょう。
人間関係の悩み
人は生きていく中でたくさんの人と関わっていくものです。人との関わり方やどのような人たちと関わっていくかによって、人生の明暗も大きく変わっていきます。 人間関係の悩みに直面した時、迷ってしまう人は心根の優しい人です。他人が自分にとって必要か不必要かで判断できないのは、どんな人にも長所と短所があることをしっかりと理解しているからこそでしょう。 しかし他人のために気を揉んで自分が潰されてしまっては、誰も幸せになりませんし、あなたを大切に思っている人を心配させてしまいます。ですからそういう時こそダイス占術の無情とも言える公平性が必要なのです。 能力と知識を持つ占い師にダイス占術で占ってもらえば、きっとあなたの人生を明るくする答えを導き出してもらえます。示された選択が神の意思が反映された結果なら、罪悪感を強く感じずに人間関係の整理ができるようになるでしょう。
ダイス占術占いは電話占いでも占える?
ダイス占術は易占の1種であり、ただの運試しではなく占術として確立されたものですから、電話占いでも占ってもらうことが可能です。 みん電占いにはダイス占術を得意とする占い師も在籍しており、答えを読み解くために専門的な知識が必要な本格的な占いを、自宅にいながらでも受けることができます。 ダイスを振った結果に基づいて選ぶべき答えの他に、個人の悩みや性格に沿ったためになるアドバイスを受けることもできるので、人生を左右するような重要な選択をしなければならない時にこそ、数多くの人を救ってきた実績のある電話占いがおすすめできます。
まとめ
偶然の結果を基に未来を占う卜術の中でも、ダイス占術は古い歴史を持つものです。 ダイス占術が人類の歴史に寄り添うように存在し続け現代に至るまで占術として活用されているのは、それだけ神の意思を身近に感じられる方法だからと考えることができます。 しかしダイス占術による結果も大切ですが、最終的に選択するのは自分自身です。どんな選択も自分で納得して選ぶからこそ、自信を持ってその道を歩んでいくことができます。 ダイスによる占いはあなたの人生を振り回すものではなく、あなたの選択に自信を与えてくれるものです。そのことを頭の隅に置いて、ダイス占術を活用してみてください。