私たちは与えるばかりで受け取ることがない「犠牲」や、現実と期待とのズレを認識できない「執着」といった行為を「愛情」と混同しがちです。恋愛に限らず犠牲は自分勝手な好意の押し付けであり、執着は自分の欲求に貪欲なだけです。それに気がつかない限り、混乱と悩みから抜け出ることができません。
2018年08月09日
「話し合えば絶対に分かり合える!」「自分に正直に生きていれば幸せになれる!」「自分さえ我慢すればすべてがうまくいく!」みんな勘違いです。いくら話しても分かり合えない相手はいるし、正直すぎるのはトラブルの元だし、我慢は最悪の結果しか引き起こしません。でもそこから本当のスタートです。
2018年08月08日
出会いの質は自分がどういう人間かで決まります。人はあなたの人柄を見極めて近づいてきます。良い出会いに恵まれなかったら、自分の日頃の振る舞いを見直してみましょう。良い出会いを引き寄せる行動ができていないだけなのかもしれません。少なくとも外見が不機嫌そうな人に良い出会いは訪れません。
2018年08月07日
人は誰かに「断られる」ことを非常に怖がります。仕事の依頼に限らずプライベートのお誘いにしても、たとえ断られても失うものは何もありません。それより誘わないために失われるチャンスの方がもったいないと考えましょう。気楽に誘ったり、オファーしたり、打診するたびに人生の可能性は広がります。
2018年08月06日
人間は無意識のうちに自分が望んでいることと反対の行動を取ると言われます。たとえば偉そうに人に指図するのは自分を否定してもらいたいのかもしれません。相手に気がないそぶりをするのは自分を好きになってもらいたくないのかもしれません。それはすべて自己否定です。まず自分の心を知りましょう。
2018年08月05日
現状を変えたいと思ったらまず20年後の理想の自分を想像してみましょう。その時自分は何を手に入れているでしょう。それができたら次は10年後の理想の自分、さらに5年後、そして3年後と近づけていきます。一連の流れの中でどこかに飛躍や矛盾があれば、そこに現状を変えるヒントがあるはずです。
2018年08月04日
自分が「良かれ」と思ってやることが相手の望んでいたことと一致しないと両者共に傷つきます。相手に何を望んでいるか直接聞かないと自分の勝手な思い込みを押し付けることになります。もちろん自分も何を望んでいるのかもはっきりと伝える必要があります。昔は好きでも今は嫌いなこともあるはずです。
2018年08月03日
せっかく復縁できたカップルなのにすぐ別れる原因には二種類あります。短期間で復縁した場合はケンカの理由が前と同じで進歩の跡がまったく見られないのが原因となります。時間が経ってから復縁した場合では、再会した時にお互いの人間としての進歩に差が出ていたために愛想を尽かされるのが原因です。
2018年08月02日
意志あるところに道はあると言いますが、その意志の向かう先が前向きか後ろ向きかで未来が変わります。当然のことながら過去に執着している限り明るい未来はやってきません。それどころか、ネガティブな気持ちを捨て切れない人は自分自身を壊しかねません。過去は参考事案程度にとどめておきましょう。
2018年08月01日
普通の人は他人の扱いにふさわしい人格を持とうとします。先生と呼ばれて尊敬されればそれに応じた人格になるし、さげすまれていればそれに応じた人格になります。あるいは丁重なサービスでもてなされたら上品な客になり、乱暴に扱われれば下品な客になります。相手の態度は自分の対応の仕方次第です。
2018年07月31日
世の中は競争だ!と思っている人には戦いの風景しか目に入りません。世の中は愛に満ちている!と思っている人には愛の世界しか目に入りません。しかし本当の世の中はどちらでもありません。ただその人に合わせた姿を見せているだけです。他の人が世の中をどう見ているかを知らないと恋愛はできません。
2018年07月30日
愛する対象のために奉仕する人ほど裏切られやすいのは、その気持ちが重過ぎるからというのが大半の理由です。重さの原因は、自分を犠牲にしてまで奉仕しているのが対象に分かってしまうからです。自己犠牲は自己否定が原因です。だから奉仕することで補おうとするのですが、逆効果しか生み出しません。
2018年07月29日
いつまでも怒りを抑えられない人はちょっと視点を変えてみましょう。その怒りはもしかすると相手ではなく、自分自身に向けられているのかもしれません。たとえば怒りの原因が自分の過失のせいだと責めているのかもしれません。あるいはいつまでも相手を許せない自分に腹を立てている可能性もあります。
2018年07月28日
仲の良さを判断する基準として分かりやすいのは、相手の幸せを自分の幸せと感じて頑張る気になるかどうかというものです。例えば相手が楽しんでいれもば自分も楽しく、相手が悲しんでいれば自分も悲しいか考えてみましょう。もし思えないならどこかに問題があります。無関心になる前に修正しましょう。
2018年07月27日
私たちは過去という名の眼鏡をかけて現在や未来を見ています。しかし過去という眼鏡は往々にして曇っていたり、今の自分に合わなくなってピントがずれている可能性があります。時には古い眼鏡を直したり、捨て去って新しい眼鏡を入手しなければ見えない現実もあります。思い切って新調してみましょう。
2018年07月26日
何をやってもうまくいかない時や身動きできない時は問題を無理に解決しようとせず、他人に愛情を向けてみましょう。ただし恋愛に逃げたり見返りを求めるのはアウトです。他者への愛情は自分の心を明るくしてリラックスさせ、気持ちに余裕を作ります。そうなれば問題解決の糸口が見つけやすくなります。
2018年07月25日
自分に自信がない人ほど他人と比較したり張り合ったりします。人は人、自分は自分という視点を持っていないためです。もしかすると過去の体験で何かトラウマを抱えているのかもしれません。しかしそれを解決するもしないもその人の問題です。周りにいたらかわいそうだと思っても見守るしかありません。
2018年07月24日
視野の広い人と狭い人では恋愛や仕事の捉え方が違います。視野の広い人の方が正しい解決方向へ進みやすいと思われがちですが、目の前のことが見えないので日常生活にうとくなります。視野の狭い人は個々の物事は得意でも大きな流れが見えません。お互いの見えない部分をフォローし合う関係が一番です。
2018年07月23日
仕事も家庭も子育ても完璧にこなすスーパーウーマンはそうそういません。どこかで手抜きをしなければそのうち立ち行かなくなります。つまりやみくもに頑張るよりも手抜きが得意な人でなければすべてをこなせないのが現実です。余裕やおおらかさのないまじめな完璧主義者が最初の脱落者になるわけです。
2018年07月22日
人の信頼を得るためには時間がかかります。努力を続けるしかありませんが、それが自分のできる範囲を越えていたら考え直しましょう。一瞬で済むならともかく、永続的に越え続けることはできないからです。さらにそうやって無理に勝ち得た信頼は、ぼろが出た瞬間にすべて失ってしまう可能性があります。
2018年07月21日