占い師の整です。
恋愛や人間関係のご相談を受けていると、よくこんな言葉を耳にします。
「この気持ちは、まだ愛なんでしょうか?」
「それともただの執着なんでしょうか?」
この問いは、とても深いものです。
なぜなら、愛と執着はとてもよく似た顔をして、心に入り込んでくるから
すべては「手放せるかどうか」です。
愛している人が離れていくとき
音信不通になったとき
LINEの「未読」が続くたびに、
私たちの心はざわつき、何かを必死に繋ぎとめようとします。
このとき、私たちは「愛しているからつらい」と感じるけれど、
実際には「不安」「孤独」「承認欲求」等が、愛の仮面をかぶっていることも多いと
占いでは、そうしたエネルギーの違いがカードや星、数秘として現れます。
愛は “流れるもの”
執着は “滞るもの”
たとえばタロットでよく出る「愛」と「執着」の象徴がこの2枚
恋人(The Lovers) … 真実の愛。選択。心が自由な状態
悪魔(The Devil) … 執着、依存、縛り。解放できていない心のパターン
表面的にはどちらも「強い絆」を示すように見えるかもしれません。
でも、前者は「自由な上で選び合う」
後者は「離れたくても離れられない」状態
この違いは、心の底から「手放してもいい」と思えるかどうかに現れます。
執着が悪いわけではありません
ここで大切なのは、執着してしまう自分を責めないこと
人は誰でも、大切なものを失うのが怖いから、執着します。
「もう返事はこないかもしれない」
「もう会えないかもしれない」
そんな現実を受け入れるのは、ほんとうにほんとに勇気が要ります。
でもね、その「もう無理かも」「もう終わったかも」と思う瞬間こそ、
見えてくるものが。
たとえば、
「私は愛されるために無理してきたな」
「ずっと“いつか変わってくれる”を待っていたな」
「寂しさを埋めるために、この関係を手放せなかったんだ」
そんな“自分の本音”に、ようやく気づくことができるのです。
手放したあとに見えてくる、本当の愛
人は、本当の意味で誰かを手放したとき、ようやく自分を取り戻します。
その静けさの中で、「次のご縁」がそっと近づいてくることも少なくありません。
占いは、そんな“心の整理”の手助けになります。
今あなたが握りしめているのは、「愛」なのか「恐れ」なのか
カードや数秘、星たちがやさしく教えてくれることがあります。
最後に
愛と執着は、似ているからこそ迷います。
どちらであっても、
あなたの心がそれを通じて何かに気づこうとしていることに変わりはありません。
「手放したいけど、まだこわい」
「前に進みたいけど、踏み出せない」
そんなときは、どうぞ占いを頼ってください。
愛か執着か
それが見えなくなったときこそ、
あなた自身の「本当の愛し方」が、見えてくるのでしょう
愛か執着か。見えなくなるとき、見えてくるもの
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