「ラッキーな人になりなさい」 これは私が２０歳の時、魅力的な年上の女性からいただいた言葉です。 「ラッキーな人にはラッキーな事ばかり起きるし、周りの人もラッキーになる、逆にアンラッキーな人にはアンラッキーな事ばかり起きて周りの人はアンラッキーになる、そんなのは嫌でしょう」 朝から雨が降っていたとします。ラッキーな人は、お気に入りの傘が使えてラッキーかもしれません。晴れた日ばかりだと農作物の出来にも影響がありそうだから適度な雨も必要です。紫外線が少なくてお肌が潤うかもしれません。 　アンラッキーな人は、というか雨が降ったらがっかりする人の方が多いでしょう。朝から雨、というだけでアンラッキー。「おはよう」の挨拶の代わりに「朝から雨で嫌になるわ」なんて言ってしまいそうです。そんな時「いいお湿りですね」なんて言われたら、ちょっとラッキーになりませんか。 雨は誰の上にも等しく降ります。それをラッキーな事にするのもアンラッキーな事のするのもその人次第です。 これを教えてくださったのは、ファッションセミナーの講師の先生でした。同じセミナーを受けていた６０人の人たちもこの言葉を聞いていたはずです。ファッションとは直接関係ない言葉なので覚えている人がいるかどうかわかりません。私はファッションセミナーの内容は忘れてしまいましたがこの言葉は深く心に残っています。 占い師に相談に来られる方は悩みを抱えておられる方ばかりです。占いの結果によっては本意でない未来をお伝えすることがあるかもしれません。禍福は糾える縄の如し。今は辛くてもそれが幸福につながります。 ラッキーな人でいることは周りの人をラッキーにすること。私はラッキーだと信じて今日もあなたをお待ちしています。